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製造業の働き方には様々な問題があります。今回はその中でも一番の問題と言える「人材不足」の解消に向けて解説していきます。

何故人員不足が起きるのか

新型コロナウイルスのワクチン接種
製造業に限った話ではありませんが、日本は少子高齢化が進み、年々人口が減少しています。昨今新型コロナウイルス」の影響で雇止めになるなど働く人の環境は変わりつつあります。製造業やサービス業などは離職率が高いと言われています。

その為、常に求人が出ているなどといった光景を良く見る事があると思います。離職率が高いと言う事はそれなりの理由があります。どのような理由があるか解説します。

新人がすぐに辞める

新卒で入社した会社は学生時代にしっかり吟味して選んだ会社だと思います。しかし、実際に入社してみると思っていた感じと違う、なんて事を思い早期に退職する人が多いです。

今までは学生でバイトなどの経験はあるかと思いますが、何かジェネレーションギャップみたなものを感じるのだと思います。よく「とりあえず3年は働きなさい」と言いますが、勤めている企業がブラック企業の場合そのような事は言ってられません。

しかし、企業の良し悪しは実際に勤めてみないと分からない部分も多いので、一概には言えません。特に製造業は3K(キツイ・汚い・危険)のイメージが強く、もっと環境が良い職場に行きたいと思う若者も多いのでしょう。

長時間労働が蔓延している

基本的には定時で仕事を終わって家路に着きたい人が大半だと思いますが、人員が足りない為残業を強いられる事があります。36協定では「原則45時間まで」と残業時間の上限が定められています。しかし、上手い事をしてそれ以上の残業を課している企業も多いかと思います。

しっかり残業代が出るのであればまだ良いですが、特にサービス業などは「サービス残業」が当たり前になっている背景があり、「みんな残業しているのに、自分だけ帰りづらい…」などと慢性化しているのも蔓延している原因だと言えます。

このような長時間労働は作業者の心身の健康も害す為、長く続かない要因となっています。

有給が使えない

これはブラック企業の代名詞かもしれませんが、労働者は有給を使う権利があります。こちらも法令で「1年で最低5日は有給取得する」と定められていますが、あくまでも最低日数です。

5日以上休めない作業者も多いでしょう。休みたい時に休めないくらいの人員不足の企業では再び退職者が出て残された作業者は更なる残業、休日出勤など悪循環に陥ります。

今より条件の良い企業に流れる

仕事は人一倍出来て、これからは管理職を任せようと考えいた作業者に限って退職する事があります。いくら慣れている仕事でも、少しでも条件が良い企業に行きたいと感じるのは仕方ない事ですが、それを止められない経営陣にも問題があります。

新しく入った新人も慣れた頃に辞めていくなんて光景を見る事があります。一概には言えませんが、企業側が作業者のスキルなどをしっかり考慮しない点も問題です。素晴らしい資格を持っているのに、いつまでも昇給させないなど、自分で自分の首を絞めている事に気づいていない経営陣も多く存在すると思います。

厚生労働省の資料によると、新型コロナウイルスの流行以降、有効求人倍率はやや減少傾向にあります。有効求人倍率が減少すると、求人票の数は減るため、一見企業にとっては人材採用がしやすい状況に見えます。しかしながら、求職者は自分の求める条件やスキルに沿った仕事を選ぶ傾向にあるため、企業側の求める人材と求職者側の求める仕事が必ずしも一致するという訳ではありません。

表面上は人手不足が解消するような感じに見えますが、スキルの高い人員を企業間で奪い合う状態が発生しています。結果、せっかく求人を出しても人が集まらず、いつまでも人材が確保出来ないという問題が発生しています。

働き方改革について

製造業DXのための働き方改革
働き方改革とは、政府がこれまで問題となっていた長時間労働の是正や多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態に関わらない公正な待遇の確保など、様々な対策や措置を講じる旨を定めたもので、こちらでは人員不足の問題を解決する為の4つのテーマについて解説します。

長時間労働をしなくても良い労働環境

上記でも解説しましたが、働き方改革法が施行されるまで、時間外労働の上限は存在しておらず、企業側のやりたい放題で長時間労働が慢性化していました。また、有給取得も最低日数が定められ、違反した場合は罰則の対象となります。

企業の年間休日の少なさや有給取得率の低さなど問題はまだありますが、以前と比較すると少しは働きやすくなったのではないかと思います。これを改善する為に工場のIT化を進め、人員を削減する事が出来れば異常な残業などの解消にも繋がります。

不公平な待遇の格差見直し

正規雇用労働者と非正規雇用労働者は、全く同じ仕事をしても給料などの待遇に差があり問題となっていましたが、働き方改革法の施行された事により、技能、経験などが同じで同じ仕事をしている場合、非正規労働者であっても、正規労働者と待遇を均一にする事と定められました。これにより、お互いのモチベーションのアップや様々な働き方の選択肢の確保につながります。

非正規雇用といっても、その形態は期間雇用から派遣社員、パートタイムまでさまざまな形態が存在していますが、それぞれへの待遇について、同一労働という視点で見直すことで不公平な待遇の格差を見直しました。

適した労働環境の整備

家庭環境などが原因で働けない状況にある人でも、様々な働き方の選択肢の中から適した働き方を自分で見つけて労働できる環境を整備することも大切です。

従来、働く意欲があっても、個人が抱える様々な事情によって働くことをあきらめざるを得ないケースも珍しくなかったと思います。そのような方の為に、労働環境を整備し柔軟に対応する事で問題を解決する事が示されています。

生産性の向上

働き方改革は基本的には働く作業者の待遇を改善する事が全てではなく、働く企業の生産性にも直結します。慢性化している残業や待遇の格差などの問題を解消する事が出来ると、作業者のモチベーションアップにも繋がり、それが効率良い生産効率に繋がり生産性向上に繋がります。

こちらは目に見えるものではないのですぐには実感しないかもしれませんが、着実に成果が表れてきます。最終的には企業側と働く作業者側ともに満足する環境を作る事が出来ます。

まとめ

これらの働き方改革は今現在施行中なので、数年前と比較すると大きく労働環境は変わりつつあります。今では製造業DXを進める事を勧めている企業が多くあります。これらの働き方改革以外にも企業側でも出来る試みとして、工場のIT化を進める事など業務の効率化を図り、別の切り口で人員不足などの問題を解決しています。

企業側で大切なのは、経営陣の心構えです。今までのやり方に慣れてるから変えたくないと考えてる経営者は今では時代遅れです。それぞれの時代に合った環境に適した労働環境を整える事が経営者の責務であり、これからの競争で勝ち残っていく一つの戦略ではないでしょうか。今回の記事を読んで、今一度自分の会社を見つめ直してみて下さい。製造業DXは新たな発見を見つける良い機会になるかもしれません。

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