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製造業では「よいものをつくる」だけでなく、効率的な営業戦略を立てて円滑な営業活動を行うことが、ビジネス拡大のための必須要件です。つまり、メーカーとしてどのようにその製品を売り込んでいくか、そのための集客機会をどれだけ増やせるかということが、これまでの製造業における共通の課題でした。

これまでは新規顧客との出会いの場として展示会を活用したり、あるいは口コミや紹介によって販路を広げたり、といった手法がとられてきました。一定の見込み客を獲得できはするものの、結局限られた既存顧客と取引を続けている、というのが現状ではないでしょうか。それに加えて、現在ではコロナ禍によってさらにハードルが引き上げられてしまった感があります。

一例として、「人と会っての営業ができない」「顧客訪問が不可能」「展示会の中止」など、こうした状況では、リアルな訪問など従来のやり方だけでは通用しなくなってしまいました。

では、どうすればよいのか。まずは、業界を問わずどの会社もそうであるように、予実管理や日報の報告、事務作業といった社内業務のデジタル化、さらにテレビ会議などを活用するリモート化に取り組むことが急務です。

製造業への新型コロナウイルスの影響

打撃を受ける製造業経営者

経済状態や企業の規模、業種によってコロナウイルスの影響は違ってきています。さまざまな観点から影響について紹介していきます。

経済状況全体へのコロナウイルスの影響

経済の世界的な影響を考えると、コロナ禍によって、GDPはマイナスの状況が続いています。これに伴って日本銀行が発表している全国企業短期経済観測調査では、業況判断指数は大企業の製造業においては改善の兆しも見られたが、3ヶ月先の見通しで業況判断指数は悪化を見込んでいます。改善できる企業もあれば将来的な見通しが難しい企業の2つに大きく分かれていることで、景気状況は悪化していると考えられます。

株価に関しては、金融緩和の影響もあってか、日経平均株価はコロナの影響により高値となっているといわれています。感染爆発後は構造改革が進行しやすいことなども後押しして、株価は高値になっていますが、雇用などは回復が見えず現状変化が見られないということでここでも大きく2つに分かれていると言えるでしょう。

製造業内でも需要への影響は分かれる

状況改善が二極化する中で、当然一部消費財は大きな打撃を被っています。対して自動車は輸出環境が好転したことで需要が多くなることでプラスに転じており、鉄鋼や非鉄金属など、素材系業種は恩恵を受け、大きな改善を得ることとなりました。加えて、企業が取り組んでいるリモートワーク、緊急事態宣言による巣ごもり需要の急増などによって、ITの需要、電気機械、情報サービスなどがプラスに転じています。

しかし、サービス業、その中でも飲食や宿泊などは景気が悪化する傾向にあり、サービス業の苦しさは非常に顕著にみられています。大企業製造業の景気はコロナ以前の水準に少しずつ改善の兆しを見せていますが、今後のワクチン接種や感染のさらなる増加などの良し悪しでは、回復の兆しが急転直下することも考えられるかもしれません。

サプライチェーンの分断が製造プロセスに影響

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新型コロナウイルスの影響により、企業のサプライチェーンは大きな大打撃を受けました。これは、需要の急増や減少、工場の稼働停止など、生産から消費者の元に届く過程など、通常の流れが当たり前の状況ではなくなり、製造の過程に大きく影響したことにあります。これは日本だけに限ったことではなく、海外の輸入に頼っていた製品・素材などがコロナウイルスによって国際的なサプライチェーンが一切遮断されたことも原因の一つとされています。

また、コロナウイルスをめぐっては米中が対立したこと、貿易関連の問題など、これらの国際的な要因によって、国内外を問わずサプライチェーンの分断を助長する形となってしまったといえるでしょう。

物流・販売ルートの変化

人が自分たちの手で行う、物流や販売ルートはかなり変化しました。店舗販売という形はコロナの影響で縮小傾向となり、通販やECサイトによる販売が急速に加速する運びとなって、企業は会社に在庫を抱える状況となってしまいました。日本ではオンライン販売が進行する中で海外では特に最初の大規模な感染爆発が収まった後、海外で営業を再開したお店も出てきましたが、売り上げが例年と比べて全く比較にもならないという事態が起こっています。

仕事における在宅勤務の発展

コロナウイルスの影響により、仕事におけるリモートワークが進むことは時間の問題でした。それに伴い、製造業でもデスクワークによる業務は在宅勤務が大半のものとなりました。今回のコロナの影響によって、今後何年も先の事と言われていたリモートワークが現代でも可能ということが認知されることになりました。

デスクワーク自体もデジタル化がさらに進み、業務の効率化が顕著に表れるようになりました。この先も同じようなことが進み、今後はオフィスを持たずに業務だけで完結する企業も出てくるかもしれません。

コロナウイルスによる業界別の影響

業界別のコロナの影響

コロナウイルスによって影響を受けていると考えられる業界は以下の5つです

・建設業界

・自動車業界

・制御機器業界

・健康機器業界

・農業機械業界

一つ一つ解説していきます。

建設業界

元々、山火事や虫の害などで木材の価格が高騰が影響していましたが、コロナウイルスによる仕事への影響は少ないとみられています。完成に時間のかかる建造物に関しては今後さらに木材の価格高騰の影響を受ける可能性が考えられます。

自動車業界

増産という上向きな状況だった自動車業界も、半導体が不足していることによる生産ラインの停止を受けて、自動車の注文は減少している傾向にあります。しかし、新型コロナウイルスが終息した後の景気回復を目標に現在では自動車注文の数は増えていっています。このことから、コロナウイルスの影響がメインではなく半導体の確保が急務と言えるでしょう。

制御機器業界

制御機器は製造業の工程における自動化の重要性やコロナウイルス終息後の景気回復を見越した在庫確保などの影響を受け、企業が施設設備に大きく投資している部分が非常に強まってきています。

健康機器業界

コロナウイルスによる緊急事態宣言の波を受けて、販売台数は減ってきている傾向にあります。健康機器は自宅ではなく、施設などで実際に使用してから購入を決めるという人が多いので、回復の兆しは見えていないと言えるでしょう。

農業機械業界

トラクターやコンバインなどを扱う農業機械業界ですが、農家にはそこまでコロナウイルスの影響が顕著に表れていないためか、大きな変化はないというのが現状です。現在でも受注は安定しており、今後もコロナウイルスの影響は大きくないと言えるでしょう。

まとめ

新型コロナウイルスの現在の状況を受け入れながら、将来的に回復を図っていくためには、日本だけでなく世界への製品の発信などが必要だと考えられます。

現状で世界有数の大手企業は製造数を増やすために材料の確保を一生懸命に行い、コロナウイルス終息後の景気回復に向けて準備を進めています。

現状を把握し、ありとあらゆる可能性を想定しながら、経済リスクを可能な限り減らすということが現在の日本企業の課題と言えるかもしれません。

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