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製造業において、在庫管理を適切に行うことは業績の上で非常に重要な課題です。在庫管理は利益や資産に数字として反映されるので、頭を抱えることも多いです。それでは、適切な在庫管理を行う為にはどのようにすればよいのでしょうか。

本記事では、製造業DXを在庫管理に適用していく方法について解説していきます。今後は時代の変化もこれまで以上に加速していくと思われます。それに対応していくために、DXを導入して、変化に遅れを取らない手法を取り入れていきましょう。

在庫および在庫管理とは

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製造業DXによる運用を解説する前に、そもそも在庫と在庫管理とはなにかを整理しておきます。

在庫

製造業における在庫とはなんでしょうか。 在庫とは、「製品の製造のため仕入れた材料や部品のこと」です。(小売業では仕入れた完成品のことを在庫とします。)

製造業においては、完成品となる前の組み立て部品の一部も在庫と考えられます。在庫は後に販売して現金化することを目的としており、会社にとっては在庫の状態で資産となります。そのため在庫の数や量は企業の財務管理の数字に反映されます。


製造業DXにおける
在庫管理

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在庫管理とは、企業が保有している在庫の数量・管理場所を把握し管理および維持することです。もちろんただ把握していれば良いというわけではありません。多すぎず、少なすぎずの適切な数量を保有することも特に重要なことです。資産となる在庫は資金繰り等に影響を及ぼすため、売り上げに直接的に影響することになります。例えば、在庫の維持にも費用は掛かりますが、その削減のために必要以上に在庫を減らしてしまうと、顧客の注文数に対して在庫が足りずに納品がストップしてしまうということも考えられます。

逆に、多くの在庫を保有してしまっている場合には、その維持費が高くなりますし、注文数が少ない場合には使い道のない在庫になってしまう場合もあります。現在、製造業は半導体不足などの影響で、非常に予測が難しい在庫管理を強いられています。そんな中でも適切な在庫管理を行える企業が資金繰りや売り上げの面で大きく成長できます。必要な数量を適切な方法で管理していくことで、企業の売り上げにつなげていくことが在庫管理の目的です。

在庫の種類

製造業では在庫は以下の3種類に分けられます。

原材料・部品

加工を必要とする木材や金属などの原材料やボルトやナットなどの部品のこと

仕掛品

原材料や部品を加工、組立した製造途中の段階のもの

完成品

製品として加工済み、組立済みのもので販売が可能な状態のもの

在庫管理の課題点

製造業DX コンテナ

製造業の在庫管理における課題は、原材料・部品、仕掛品、完成品の在庫数のバランスを取ることです。特に原材料および部品は、発注から納品までのリードタイムが長いものなどは特に適切な管理を行わなければ、完成品の納期が大きく遅れることや、在庫不足になることにつながってしまいます。顧客からの注文を受けた際に、直ちに出荷できるようにするには適正数の完成品在庫が必要となりますが、この完成品在庫が多すぎてもいけません。

在庫の保管にもコストがかかっているからです。また、販売が滞るような場合には不良在庫となり企業にとっては大きな問題になります。製造の段階に応じて在庫の種類が変わる製造業では、在庫管理は難しい課題です。どの種類の在庫に対しても少なすぎず、多すぎずのバランスのとれた管理が製造業の在庫管理の命題です。

在庫管理の製造業DX「見える化」とは

在庫管理の見える化とは、在庫の状況を誰が見ても分かるようにすることです。ポイントは「誰でも見える」です。初めて現場に立つような若手からベテラン従業員までが在庫の状況を把握できる状態を作ることが本当の「見える化」です。見える化を実現できれば、過剰な在庫をなくし、また在庫切れも予防ができます。在庫管理が上手くいかない原因として、管理を一人または数人に一任することによって過剰在庫や在庫切れを見逃してしまうことが挙げられます。

そこで、従業員全体で在庫の状況を把握できるような見える化を実現できれば、常に適切な数量を維持していけるという事です。在庫管理を製造業の現場全体の目で行っていくということが「見える化」なのです。また、「見える化」によって業務効率を向上させることもできます。在庫がどこにあるのかという事を把握することも在庫管理の一つです。現場または倉庫のどこに、なにが、どれくらいあるのかを全員が見えることで、ものを探す時間などの無駄な時間の短縮につながり業務効率が向上するのです。

在庫管理の見える化の実装プロセス ~製造業DXの活用~

製造業DX 見える化

在庫管理の見える化の利点を述べてきましたが、この項目で具体的にどのような手順で実装していくかを解説していきます。在庫管理の見える化は従業員が「誰でも」在庫状況を把握できる環境を作ることですが、ただ見えれば良いというところで終わってしまっては中途半端なものになってしまいます。

最終目標は「見える化」の状況を作った上で在庫管理をシステム化することです。製造業DXを上手に活用して在庫管理を行うことで最大限の能力を引き出すことが出来ます。

1.適正な在庫の数量を把握しデータ化

見える化の最初のステップとしては、正確に在庫の数量を把握することから始まります。正確な在庫状況を把握できなければ、不足しているのか、余剰分があるのかの判断が下せません。さらに、過去のデータや時期ごとの推移などを把握しデータとして蓄積していくことが重要です。

2.在庫の管理方法や管理場所の整理

在庫数量の把握ができたら、管理の方法と場所について考えます。現状のやり方で十分なのか、変更するべきなのかを検討します。在庫状況は変化し続けるものなので、常に最新の情報にアップデートしやすいような管理方法を練ることが重要です。

3.製造業DXの見える化を実装し随時データを追加

製造業DXを活用し、「見える化」を実装します。在庫にコードなどを割り振るなどして、常にトレースできる状況を作ることで、在庫がその時、どこに、いくつあるのかを把握できます。そして在庫の出し入れ状況を的確に管理することで常に適正な在庫数量を維持できます。

また、出荷ペースの早いものや、納期までのリードタイムが長いものなどのデータを蓄積していくことで、さらに漏れのない管理を行うことが出来ます。

4.定期的な棚卸と仕組みのアップデート

見える化で仕組みづくりができたとしても、新製品の登場などで状況は変化していきます。そこで、定期的な棚卸やデータの見直しが必要になります。在庫は些細なことで不足したり、余剰したりします。

そのため、データ上の管理に加え倉庫の入れ替え等を行うことで常に正しい情報を得られます。その上で、仕組みをアップデートしていけば、長く運用な強固なシステムを構築していけます。

まとめ 

製造業において在庫管理は重要であり、難しいことです。適切な在庫の管理は企業の売り上げ向上だけでなく、働きやすさにもつながります。逆に在庫管理がしっかり出来ていないと、不良在庫が生まれたり、納期遅れが生じたりと、企業の業績低下に直結する事態となります。

それら在庫管理の問題を解決するための手法として製造業DXの「見える化」について解説してきました。在庫の状況を誰でも把握しやすくする見える化によって在庫管理をシステム化し、常に適切な数量を把握していくことで、業務の効率化にもつながっていきます。この記事で紹介したようなプロセスを参考にして、ぜひ見える化を実装してみてください。

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