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現代の製造業では、製造業DXを作り上げようという動きが多く見られます。その中でも、クラウドサービスを利用した製造業DXの推進が強く目立っています。 皆さんが普段から利用しているAppleやGoogleなどの大手企業が提供するクラウドサービスは、今や標準であり、必要不可欠ではないでしょうか。

便利なクラウドサービスを製造業DXにも活用させることができれば、製造業DXをより推進できることでしょう。ここでは、製造業DXにクラウドサービスが必要な理由、そしてクラウドのセキュリティ対策について説明していきます。

製造業DXでクラウドが必須といわれる理由

クラウドネットワーク

まずは現在の製造業で主流となっている環境として、「オンプレミス」が挙げられます。「オンプレミス」とは、システムの稼働やインフラの構築に必要となるサーバーやネットワーク機器、あるいはソフトウェアなどを自社で保有し運用するシステムの利用形態です。引用:意外と知らない?ITトレンド用語

現在では、オンプレミス製品を利用しつづける企業と、オンプレミス製品からクラウドサービスへ移行をしている企業に分かれています。年々、オンプレミス製品からクラウドサービスへ移行する企業が増えてきていますが、クラウドサービスがゆくゆくは必須になると言われています。ここでは、製造業DXでクラウドサービスが必須になると言われる理由について説明していきます。

安価に導入・維持することが可能

オンプレミス製品に比べて、クラウドサービスは安価に導入することが可能です。オンプレミス製品では、サーバー管理に保守契約、これらを管理する人件費といったコストがかかってきます。これに比べて、クラウドサービスではクラウド上に情報を保管するため、自社に機器を設置する必要がなく、人件費もオンプレミス製品より抑えることができるため、コストを抑えて導入・維持することが可能です。

さらに、「サービス」であるため短期間で契約を解除することも可能です。オンプレミス製品では、設置後に使い勝手が悪く、別な形態を取ろうとしても大きな投資をしているため簡単に変更することが困難です。クラウドサービスでは、試しに利用してみるといった使い方が可能となり、自社に合ったサービスを利用することが可能です。

外部情報の入手が可能になる

オンプレミス製品では、自社のネットワークに接続することで自社のサーバ内の情報を入手することは可能ですが、下請会社や協力会社の情報をサーバ内から入手することは不可能です。もちろん下請会社や協力会社の担当者から入手したい情報を伝え、情報を入手することは可能ですが、これでは情報の入手に時間を使ってしまう上に、収集したい情報の質が低下するため、製造業DXをより推進することが困難です。

反対に、クラウドサービスでは外部情報の入手が可能になります。インターネット環境があれば、下請会社や協力会社の情報を容易に入手することが可能となり、作業効率・収集データの質の向上に繋がり、製造業DXを推進することにも繋がります。

過去のデータの取り出しが容易になる

オンプレミス製品では、部門や工場ごとにファイルサーバが分散されており、別なファイルサーバの情報を入手することが難しい場合があります。さらに、各ファイルサーバによって容量が決められており、過去の情報を永久的にそのサーバ内に保管することが困難です。

クラウドサービスでは、部門や工場ごとに情報を分散させる必要はなく、情報の一元化が可能になります。これもまた、作業効率・収集データの質の向上に繋がり、製造業DXを推進することに繋がります。オンプレミス製品と同じく保管できる容量は決まっておりますが、必要に応じて容量の増減変更が可能なため、各企業の規模に応じて容量を決めることができます。

製造業DXにおけるクラウドのセキュリティ対策

セキュリティ対策
これまでに製造業DXにおけるクラウドサービスの必要性について述べてきました。クラウドサービスは便利な一方、セキュリティ対策を行わなければ、むしろ情報漏洩につながる危険なサービスともいえます。従来はオンプレミス製品を用いた外部との接続を行わない環境で情報管理を行うことで、セキュリティを保ってきました。一方クラウドサービスでは、クラウド上に保管された情報を入手するためにインターネットを利用することになるため、セキュリティリスクは高まります。

さらに、IoT化が進んできた今、工場内でも設備やセンサ、カメラなどがIoT機器に置き換わりつつあります。現在では、IoT機器を狙ったサイバー攻撃による不正アクセスやマルウェア感染などが実際に発生しております。従来のセキュリティ対策では、セキュリティの穴が多く掘り出され、サイバー攻撃の的となること間違いありません。そのため、新しいセキュリティ対策を行うことが必須となっています。ここでは、クラウドサービスでのセキュリティ対策について説明していきます。

実際に起きたサイバー攻撃事例

これまでに数多くのIoT機器を狙ったサイバー攻撃事例は挙げられています。中でも注目された2つの事例について紹介します。1つ目は2015年に起きた事例です。ウクライナの発電所においてIoT化された電力網がサイバー攻撃を受け、その結果大規模な停電を招きました。

2つ目は2016年に起きた、IoT機器が狙われた事例です。2016年に「Mirai」と呼ばれるマルウェアがIoT機器に感染し、世界中で有名となりました。Miraiに感染した膨大な数のIoT機器は、一斉にターゲットとするサーバにアクセスさせられ、サーバに障害を起こさせるDDoS攻撃を行いました。これには、Twitter、Netflix、PayPal、PlayStation Networkといった著名なインターネットサービスが被害を受けた他、著名なセキュリティリサーチャーのBrian Krebs氏のブログもDDoS攻撃の被害を受けました。

クラウドの適正なセキュリティ対策とは?

クラウドサービスでは、自社のネットワークを必要とせず、インターネット環境さえあればどこからでもアクセスができます。そのため、自社内でセキュリティを完備したところで、外部から侵入されては意味がありません。製造業では特に、サプライチェーン内の本社以外の工場や下請会社、協力会社のどこから攻撃を受けるかわかりません。そのため、自社内でのセキュリティには留まらず、サプライチェーンを含めたセキュリティ対策を行う必要があります。

サプライチェーンを含めたセキュリティ対策の前提として、全体のセキュリティの設計です。セキュリティを講じなければいけない対象の場所(自社、下請会社、協力会社など)をリストアップし、どのような機器がどのような設定で稼働しているかを確認し、セキュリティ上の課題を挙げていく必要があります。必要に応じて、コンサルタントによる課題分析から対策提案までを行う「セキュリティコンサルティング」、IoT機器監視ツール、制御システム向けのファイアウォールを利用する方法もあります。その他に、IoT機器を攻撃から守るセキュリティ対策を紹介します。

IoT機器の最新状態を保つ

IoT機器に関わらず、アップデートを行わずに使用していると、セキュリティリスクが高まります。アップデートを行う目的として以下が考えられます。

  • 機器の不具合を改善する
  • 新機能が使用できる
  • セキュリティ対策が向上する

セキュリティ対策が向上されていないまま使用を続けるとセキュリティの穴が塞がらず、最悪情報を奪取される可能性があるため、アップデートは行うようにしましょう。

パスワードを複雑にする

最近では、パスワードを設定できるIoT機器が増えています。パスワード設定が可能なIoT機器が必ずパスワードを設定するようにしましょう。また、簡単なパスワードではなく、できるだけ複雑なパスワードを設定するようにしましょう。

製造業に関わらず、企業で設定されるパスワードは、従業員が覚えやすいように簡単なパスワードで全て統一されていることが多いです。これではパスワードが漏洩した際に多くの機器に被害が及び、最悪手がつけられない状況に陥ることが考えられます。

未使用のIoT機器は電源を切る

未使用のIoT機器は必ずインターネット接続を切るようにしましょう。気がつかない内に乗っ取られ、情報を奪取される可能性があります。インターネット接続を忘れないようにするためにも、未使用のIoT機器の電源は切ることをおすすめします。

製造業DXに必須となるクラウドのまとめ

この記事では、製造業DXにクラウドサービスが必要な理由、そしてクラウドのセキュリティ対策について説明してきました。今後、製造業DXにおいて便利なクラウドサービスの必要性はますます高まっていき、数年後にはクラウドサービスが必須となる時代がやってきます。クラウドサービスは便利な一方、適切なセキュリティ対策を講じなければ、危ない道具になりかねません。

適切なセキュリティ対策を講じられなければ、製造業DXを阻害し、製造業DXの推進を停滞させてしまう要因になります。これを読んでいるあなたは、適切なセキュリティ対策を講じて、さらなる製造業DXの推進に貢献していければ幸いです。

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